8 2011_04
こんな内容です
こんな内容です

ノイズまじりのラジオから繰り返し流れる情報と連続する余震に不安が募る。
「みんな同じ境遇なんだから…」
そんな会話でロウソクの灯を囲みなぐさめあって一夜を過ごした。
三月としてはやけに冷え込んだ朝を迎え、朝日に照らされて目に入ったのは
変わり果てたふるさとの姿だった。
「ああ、もうしばらくは立ち直れない…」
誰もが肩を落とし途方にくれた。
しかし、落胆してばかりでは何も始まらないではないか。
自分が何かをしなければならないのだ。
そう、自分に言い聞かせて瓦礫と汚泥にまみれながら
復興への第一歩を踏み出した。
繁華街のほとんどが津波にのみ込まれる
未曾有の災害となった、東北関東大震災。
その爪痕をカメラに収めて一冊のグラビアにまとめた

特別号の発行について

3月11日午後2時46分に発生した「東北地方大平洋沖地震」による大津波によって被害を受けた皆様方に心からお見舞い申し上げます。宮古地域の沿岸部におきましても壊滅的な被害を受け、尊い人命や財産が失われたことに本当に心を痛めております。亡くなられた多くの方の御冥福をお祈り申し上げるとともに、未だ見つからない多くの行方不明者に対しても一刻でも早く見つかることを願うばかりです。今回の被害状況は想像を絶するものであります。多くの市民が避難所での生活を余儀無くされている状況でもあります。本誌の発行を支える多くの企業・商店等も被災しました。このことにより経済活動も大きく停滞することになり、本誌の発行も今後、不透明な状況下にあります。しかしながら本誌としては、まず「今、私たちにできること」として、今回の大震災の記録を特別号として発行することになりました。この未曾有の出来事を記録することで、後世への教訓の一助になればとの思いで、津波来襲から後の変わり果てた地域の姿をカメラに収めました。