8 2011_12
こんな内容です
まさか津波が防波堤を超えるなんて

未曾有の大震災を経験した年も終わろうとしている。震災の残した爪痕は私たちの心に大きく刻み込まれ忘れることはできないだろう。誰もがあの悪夢を払拭するようにがむしゃらに動き何かに向かってはいるが、どこへ行こうとしているのか未だわからない。そして月日と時間だけが経過するなか、ふるさとの復興は遠いという事実だけが見えてくる。そんな震災の年の瀬、もう一度あの日のふるさとを思う出してみよう。

今、自分が何をすればいいのかわからない

相次ぐ余震に震えながら被害の実態を確かめるため壊れた町に向かった。無防備だった町には漁船や観光船が置き去りにされ、引き波で動いた家屋や水没車両で埋まっていた。足元には停電しているとはいえ倒れた電柱のトランスや電線がが散乱し、通常の通りを歩ける状態ではない。津波が去った町は音もなく沈黙し時間も止まったままであった。ここまで破壊されてはもう手の尽くしようがないと思ったが、それでも何かをしなければならない。しかしどこからどのように手をつけていいのか誰もわからにのであった。