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2011年03月号No389 特集 時空点描・日本画と書

¥390 税込
商品コード: mw389
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重茂里漁港を描いた吉川保正の襖絵
重茂半島の漁村、里地区の吉川和秀さん(72)宅に8面の襖に描かれた日本画があります。去り行く夏の昼下がりを思わせる港の風景を描いたもので古きよき時代の情緒が漂ってきます。この絵を描いたのは岩手彫刻界の重鎮であった重茂出身の吉川保正(18931~1984)です。吉川保正は宮古地域においては陸中海岸のシンボル像うみねこと乙女、や藩政時代の三閉伊一揆の一揆の像、重茂平和公園にある平和観音など手掛けているほか、県内各地には数々のブロンズ像やレリーフが残されています。重茂に生まれた保正は盛岡中学、東京美術学校を経て中国の美術専門校に教授として赴任。帰国後、県重要美術品等調査委員、県文化財専門委員など歴任し美の発掘者として活躍しました。彫刻家であると同時に絵画にも造形が深かったようです。この絵を保有する和秀さんは保正の遠縁であり、絵は和秀氏の先代が自宅を建て替えた記念にと贈られたもので昭和33年の秋に制作されたもの。この年の夏、保正は約1ヶ月重茂に滞在、日中は海岸を散歩しながらデッサンを重ね、8面の襖に見事な絵を仕上げました。絵は日本画の顔料が使われ里漁港の磯舟で働く浜の人々、海水浴をする子どもたちなどを独特のタッチで描きながら防波堤の突端にはデッサンする保正自身の姿があります。現在の漁港周辺の風景はガラリと変わりましたが、この絵の中には潮の香りが漂う昭和の風景がいつまでも残されています。

和の雅とデザインに触れる
時空点描・PartⅢ/アート編①日本画と書
寺院や神社に寄進・奉納された絵や書。空間を仕切る襖や杉戸に描かれた日本画。今月は重茂出身の彫刻家吉川保正の筆による襖絵、現在無住となっている小国大圓寺の杉戸絵、霊戒和尚筆による梅翁寺の達磨絵、牧庵鞭牛の牧庵鞭牛墨跡忘想歌などを紹介する

宮古市に寄贈された絵画を見よう
宮古市所造絵画作品集より/圧倒的描写力とノスタルジー
重茂里漁港を描いた吉川保正の襖絵/鳥獣花鳥風月と雲龍
小国・鶏頭山・大圓寺の杉戸絵/大圓寺沿革/数々の寺宝を持つ大圓寺
寺全体が文化財。江戸末期の姿を今にとどめる
霊戒和尚の筆とされる達磨絵
四枚の達磨絵に禅の心が見えるのか。挿鍬山・梅翁寺
牧庵鞭牛墨跡忘想歌/道路開発に生涯を捧げた名僧の思想が綴られた

いわてデスネーションキャンペーンを宮古商工会議所が研修/
鮮やかな色で楽しむカラー魚拓。水産科学館で講習会/
黒森神楽がシートピアなあどで巡業/旬を味わう。宮古毛ガニまつり/
高校生歌手盛合奏恵さんが宮古市長にデビューを報告/
石川啄木の資料展賑わう。図書館でパネル展/
ゴミや砂糖も爆発。ニュートンスクールで燃焼実験//他
宮古第一中・女子卓球部全国大会へ
4年連続出場。ベストプレーで予選通過を目指す
ふるさと人・夢・紀行
国際ロータリー青少年交換短期海外研修。高橋はるかさん、前川真穂さん
石碑巡礼
新・アクティブレンジャーリレー通信
夢のつづきにⅥ・岩淵努
健康サンダルでおじゃまします・高橋政彦
里山あるき・鞍掛山・里山空
鍬ヶ崎そぞろ歩き日記帳・さとうくにひこ
宮古市における近江商人に学ぶ商業教育・西谷成昭
東北新幹線全線開通と北東北の鉄道・冨手淳
ごらく的宮古の歩き方・木村彩子
ビリヤードエッセイ・香月学
銀幕手帳・くしげたかずのり
らくがき町
現代妖怪散歩REMIX・その26・海座頭/方言は文化だ!クイズ宮古弁/他

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