2010年/12月号/No386
特集/宮古マーケット物語・remake01

戦後間もない宮古の街角で、庶民の生活物資と娯楽を提供した一画がありました。それが宮古駅前にあった引揚者マーケットでした。狭い一角に多くの店舗が建ち並んだマーケットは決して快適な環境ではなかったのですが、その裏舞台には人々の生活がそこには息づいていました。

駅前交差点にマーケットが誕生
戦後の宮古の町に歴史を刻んだマーケットの古き良き時代
写真屋/出張撮影が多く留守がち。記念写真を井戸で洗う
パンこ屋/大きな煙突と看板。塩釜石の自家製窯でパンを焼く
雑貨屋/東京まで仕入れに行く。流行に敏感で他より安い
飲食店/中華そばから夜はホステス接待まで
とけい屋/最初は修理屋として開業。後には製品も売った
お菓子屋/売れる品はすぐに真似をした。卸しをする店もあった
貸し自転車/車やバイクがない時代、貸し自転車は大ヒット
その他/雨後の竹の子・パチンコ屋。ヤミ米だって売りました
組合事務所/家賃集金から無尽の抽選まで
店舗兼住居/店舗に住む者、通いの者。火事や泥棒は自警団で対処
苦心の水道/水はバケツで汲んでくる。たくましいまでの水獲得
アイオン台風/台風直下でも営業を続け、通過後も即・営業開始
衰退の時/約二十年の営業に終止符。そしてマーケット解体へ
フォーエバー宮古町・昭和40年駅前から末広町地図
昭和40年の店舗地図と、同26年のマーケット店舗配置図
マーケットを語る/乙戸淳子さん(81)、佐々木ミサさん(85)

スクランブル
縄文の暮らし体験。崎山貝塚まつり/幼稚園でサケつかみどり/
苦楽を共に50年。宮古市合同金婚式/カキむき体験やリンゴの試食/
かわい木のシンポジウム/芝居小屋ライブ。榊ひろみつ芝居三本立/他

スクランブルフォト 走れ潮風のランナー
公認のシーサイドコースに2500人が健脚を競う
第24回宮古サーモンハーフマラソン
暮れの風物詩・アワビの口開け/田老漁港にて
田老鮭・あわびまつり/鮭やあわびがてんこもり
レギュラー連載
ふるさと人・夢・紀行・空き缶回収でカンボジアに図書館を建設・環境フォーラム宮古・宮古西中学校、男女共生推進センター利用者会、宮古小売り酒販組合/石碑巡礼/新・アクティブレンジャーリレー通信/夢のつづきにⅥ・岩淵努/誌面英語塾・佐香武彦/いわてマヨヒガ食堂・高橋政彦/里山あるき・鞍掛山・里山空/鍬ヶ崎そぞろ歩き日記帳・さとうくにひこ/宮古市における近江商人に学ぶ商業教育・西谷成昭/三陸鉄道とJRの直通運転列車いろいろ・冨手淳/ごらく的宮古の歩き方・木村彩子/ビリヤードエッセイ・香月学/銀幕手帳・くしげたかずのり/懐古・大相撲宮古場所と小結・宮錦・梁川司/らくがき町/現代妖怪散歩REMIX・その23・朧車/方言は文化だ!クイズ宮古弁/他