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2017年08月号No464 特集①みやこお天気風土記

¥520 税込
商品コード: mw464
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特集①みやこお天気風土記
三陸沿岸に設置されている宮古気象観測所は古い歴史を持つ。県内の観測地点として各種気象情報を提供し、地域住民の災害予防や安全確認に努めてきた。明治政府時代に誕生して134年の歴史ある施設だが、無人観測所となって10年となった。しかし、周辺環境に変化がない地点として日本でも重要視されている。地球温暖化が迫っているという昨今、改めて宮古の気象データを振り返りながら、昔ながら言い伝えられている天気の諺、この地方における観天望気を紐解いてみる。

特集②FieldReport 新山高原&金糞平
大槌は代官所が置かれた上閉伊の中心だ。中世の時代にこの地を治めた大槌氏は遠野から入っており、遠野と大槌は古来より深い歴史関係を共有している。そんな遠野と大槌の境界は標高1000mの新山高原がある。周辺は明治から戦前にかけての場産地として牧野が広がっていたが、現在は釜石電源ファームの風力発電の風車群が林立している。北東方向には白見山が聳え、その山腹を源流部とする小鎚川沿いには製鉄に関する逸話が伝えられてきた。深山の奥深くに古代製鉄の痕跡である鉄滓が今も散らばるという金糞平には巨大なヤマザクラの老木が枝を張る。昨年の台風10号により林道が崩落するなどで、車での到達は不可能となり林道は低木に浸食され自然に帰ろうとしていた。今回はそんな新山高原から金糞平までを歩き、古代製鉄の痕跡を追った。

街角備忘録風景画あの日を物語る
艇を運ぶ宮古高校ボート部と小山田の工場
まちのポートレート 名前だらけのテトラポッド
定形外連載 日々の仏22 左手に赤子を抱いた子安地蔵
石碑順禮
前川善兵衛墓碑順禮 名子水主と東廻り廻船事業

1特集①みやこお天気風土記
宮古の気象ギネスと観天望気
宮古測候所のあゆみ
宮古海戦に参戦した荒井郁之介と宮古測候所
宮古の気象ギネス
お天気ことわざと観天望気
宮古でも観測された蜃気楼
宮古地方の風の呼び名
三陸地方のヤマセ

特集②FieldReport 新山高原&金糞平
狩猟の民、農耕の民、製鉄の民
大槌町最高部・新山高原へ向かう
新山の小鎚大明神には鉄滓が供えられていた
360度パノラマ。北上山地の絶景を堪能
ヤマザクラは製鉄の印か
ここはもう野生動物のテリトリー
妖怪・山精は鉄山で廃人にされた労働者か

ふるさと未来の絆
鍛えた技術で消防救助全国大会へ 北山翼さん
TOPIC 映画・廻り神楽完成上映会を実施
ギャラリーヒロ・ペンキアートⅡ 海を描いた日々
わがまちイエローページ
わがまちセレクトショップ/今月の表紙/バックナンバーガイド
フリーボードメッセージ/スポーツひろば/
廻り神楽③
ふるさと文化の泉 ここだけの話 宵宮祭
TOPIC KIZUNAコンサート
みやこドローン散歩23/
みやごのむがすぱなす・どっとはれぇ抱鶴の七五三盃
のんびりみやこまちlife 磯の生物展
TOPIC 幻の魚ホシガレイを赤前の海に放流
Photograph 海の貴婦人 帆船海王丸
トピック 高校全国大会出場選手激励会
連載 山小屋フィールド日記 66 水木高志
連載 森川海に住まう人々21 佐々木剛
ふぉとじぇにくやんけ①鍬ヶ崎防潮堤
チャオ昭和くん 美しい挿絵が魅力。小学館の学習図鑑
喰いに浮き世へ33 あずきばっとう真打ち
わがまちホットスクランブル
隔月連載 絶版食堂⑪みなもと食堂
隔月連載 神社仏閣願掛拝礼 夏保峠の地蔵堂
クイズ宮古弁 役にたつくさっぱは、生活の知恵
随想 我がまほろば 内藤一雄
きままにコラム 人生の楽しみ 木村彩子
編集後記
特集①母なる川 閉伊川源流紀行 閉伊川は盛岡市との境にある区界峠(標高751メートル)を水源とし北上山地を削ってほぼ西から東に流れ宮古湾に注ぐ。流域延長75.7キロ。二級河川で北上川、和賀川に次ぐ県内三番目の大河だ。下るにつれて両岸に展開する変化に富む奇岩は松を飾って夏の日差しに輝く。川べりのあちこちに釣り人が糸を垂れる美しい川。悠久の時を刻み流れる母なる川の源流を訪ねながら、閉伊川の系譜を探ってみた。 特集②Field Report 産金の山 長者森トレッキング 藩政時代、金山として大規模な採掘が行われた上閉伊郡大槌通り金澤村から北西に向向かい標高約750mの土坂峠を越えて反対側に下りると立丸峠を経て遠野郷と交易が盛んだった小国村があった。土坂峠は金鉱床が眠るという長者森(1009・6m)の北側の尾根にあり、この山を中心にして四方に流れる各沢では古くから揺り板やムシロ、松ヤニなどを使った古典的な砂金採りが行われてきた。これらの仕事に従事していたのは山を生活の場として里との交流を絶った鉱山師、木地師、鋳師(いもじ)、マタギなどで、彼らは独自のネットワークで連携しながら、通常知られる日本史とはまったく違う別の日本史の中で生きてきたと考えられる。そんな口碑が今も残る長者森を目指した。

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